39日目「理解不能」
071004
07年10月4日(木)
やっぱりまた新たに入院してきた。じいちゃんふたり。しかもなんでか意気投合して廊下でじいちゃんトーク炸裂なわけで、「アレ」で話が成立してる。これが一昔前に流行った「老人力」というやつか。
一方のおじいちゃんは、この病院とは10年くらいの付き合いで入退院を繰り返しているらしい。そのわりに照明のつけ方がわからないといっていた。かなりの血糖値の持ち主。
この血糖おじいちゃんは、指で机やベッドの金属部分をトントンリズムを刻む癖がある。それから、炭酸飲料がとても好きらしく、よく飲んではゲップやしゃっくりをしている。またしても耳障り。というかおじ(い)さんとは、うるさい癖を持っているものなのか?自然と身についてしまうものなのか。
他人の癖を観察してしまう自分にももううんざり・・・。
もう一方のおじいちゃんはいろいろ悪いところがあるらしいが肝臓がイチバン悪いらしい。しかも天然だ(決して痴呆の方のボケではない)。先生の問診に対してもまじめに一生懸命答えてるんだけど、答えが支離滅裂。時系列もむちゃくちゃで先生もわけわかんなくなってた。以下が会話の一例。
じい「3年くらい前は太ってたんですよね、わたし」
先生「あーそうなんですか。最近体重は量られましたか?」
じい「最近は量ってないですけど、昔は98くらいあったんですよね」
先生「98kgですか」
じい「胴回りがね」
先生「・・・胴回り!?」
自分(体重の話じゃないのかよ・・・)
病院を観察してると、先生と看護婦さんの大変さがよくわかる。
昨日退院したおじさんたちもそうだったけど、さみしいのか話しかけられるとほんとにどうでもいい話で看護婦さんを引き止める。看護婦さんはどんなに忙しくても患者の話を聞かなきゃいけないし、患者を怒ることは絶対にしてはいけない。かなりフラストレーション溜まってると思う。なのにいつも笑って話を聞いてあげてる。ほんとに大変な仕事だなーと思う。尊敬します。
今日までの注射:23
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