4日目「腎生検」
070830
07年8月30日(木)
今日は腎生検の日だ。開始は9時30分から。
朝食はいつもの半分の量を食べること。看護婦さんからの指示だ。
病室で待っていると、看護婦さんが来てベッドごと個室に運ばれた。
緊張する。
パジャマの上を半分脱いで、右腕に鎮静剤を打たれた。
鎮静剤が入っていくにつれて腕に殴られたような痛みを感じた。
数分横になっていると先生が来て、手順の説明をされた。
説明されてもうつ伏せだからなにされるかわかんないだろうけどね。
その後、体にシーツをかぶせられた。何でシーツ?
じつは腎生検はリスクを伴う検査らしい。
腎臓とは血管がたくさん集まった器官でそこに太い針を刺すため、もちろん出血する。
ごくまれに大量の出血をする場合があるらしく、出血が止まらなかった場合、最悪腎臓ごと摘出することがあるそうだ。もっと最悪だと死ぬらしい。
シーツはたぶん、出血したときの止血用と思われる。
昨日、同意書も書かされた。腎生検自体拒否できたのだが、この際やっとくかと腹をくくってみた。
はじめに打った鎮静剤のせいか、頭がぼーっとしてきた。そのあと、腰に麻酔を打たれた。腎臓本体に打ったと思われるが、ほとんど痛くない。
いよいよ生検が刺される!
生検は銃のようになっていてトリガーを引くと針が発射される。針を抜くと針の中に詰まった腎臓の細胞が採取できる仕組みだそうだ。
ここからは触られた感覚から察する想像なのだが、エコー(超音波)で腎臓の位置を確認して生検を刺す部分にマーカーをつける。マーカーは真ん中に穴が開いているシールみたいになっていてマーカーにも針がついていると思われる。腰に貼られたときにチクッとした。
先生がマーカーの穴に生検を当てた!
パシュッ!
トリガーが引かれた!
・・・・・・
痛くない・・・。
ほとんどなにも感じなかった。意外すぎる。臓器に針刺してるのに。
生検を抜かれてるときもほとんどなにも感じなかった。
むしろ、生検を抜いたあとの圧迫止血のほうがよっぽど痛い。
先生が体重をかけて傷を押す。腰骨折れそう。
腎生検は3回行う。同じようにして残り2回も無事に終わった。死なずに済んだ。
その後、腹帯というおなかの包帯を巻いて、30分間うつ伏せ、2時間仰向けで寝た。
しかし、ここからが大変だ。明日の昼まで横向きを保ったまま寝続ける。
寝返りもダメ。キツそうだな。
今日までの注射:11
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