30日目「1ヶ月」
070925
07年9月25日(火)
今日でちょうど入院一ヶ月。おまけに注射・針を刺した回数も20回目。20回目の注射は心なしか痛くなかった。
やっと、入院生活折り返し地点だろうか。長かったような短かったような。あと半分か。
この病室には自分以外の人は何度も入れ替わり、この部屋の主(ぬし)的存在になってきた。
入院生活も気の持ちようで、ここがビジネスホテルだと思えば、思えなくもない。売店に行けば飲み物やお菓子もあるから好きなときに買いに行ける(食事制限の身なので少量のチョコ菓子をこっそり食べる程度)。ご飯も日によって味にバラつきはあるが、バランスいいのもがでてくる。パソコンもできるし不自由はない。
看護婦さんも優しい。普段、会社のメンバー以外で女性に接する機会がないので、いい機会と思って観察している。看護婦さんは結構たくさんいて、午前と午後で担当が代わる。その都度あいさつに来る。みんな自分と同じくらいの年齢だろうか。明るい人、元気な人、しゃべり方がとても優しい人、今風にいうツンデレな人、さまざまだ。もちろん当たり前ではあるがエロ的エピソードはなにもない。
先生も優しい。子供の頃は、自分に恐怖を与える怖い存在に思っていたが、医者という立場を理解できる年になり、安心して医者に任せられる。しかも、ここの病院は管理が徹底していると思った。子供の頃は入院手続き等は親が行ったので今回と比較はできないが、何かするにも同意書や確認作業がある。血液検査をするにしても、いちいち名前を声に出して言わされ、血液を入れるビンの名前シールを確認させられる。めんどくさい作業ではあるが、こういうことが医療ミスを減らす大切な作業だと思う。
入院生活でイチバン困ることは、やはり同居している患者だ。散々この日記にも書いているからわかると思うが、イチバンのストレスだと思う。とはいえ、他人から見た自分もきっとなにかしらの迷惑をかけているに違いないが。しかし、自分が男であることが嫌になるくらい、おじさんという存在が嫌いになった。たぶんいまの自分は、年頃の女子高生と同じくらいおじさんのことが嫌いだと思う。これからの生き方を考えさせられた、ほんとに。
今日までの注射:20
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