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2007年10月 のアーカイブ ( 概要一覧 | 詳細一覧 )

36日目「やっぱり」

071001

07年10月1日(月)

今日やっぱり新しい入院患者が入ってきた。しかもふたり。満室です。二人ともおじさんで2、3日で退院だそうだ。

密接している隣のおじさんはとても静かでいいんだけど、スペース挟んで隣のおじさんはうるさい。
食べたあとのちゅーちゅーぺちゃぺちゃはしないといけないのかな。動けるなら面会ホールで話せばいいのにずっと病室で話してる。話を聞かせたいのか。見てないテレビもつけっぱなし。なぜだろう。
娘さんもいい人なんだろうけど、ずっと付き添ってあげて話を聞いてあげてた。夜には息子さんもきて3人で面会時間いっぱいまで話してた。

昨日、いままで担当だった先生が外れて、今日新しい担当の先生があいさつしに来た。なんで交代したのかわからないがそういうシステムらしい。新しい先生も若い方で、歳も自分とそんなに離れていない感じだった。今の状態を維持できれば今週末にはプレドニゾロンが1日30mg(1日6錠)まで減る。それから様子を見て、順調であれば退院できるそうだ。あと3週間くらいか。ふぅー。終わりが見えてきたかな。

今日までの注射:21

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37日目「発狂」

071002

07年10月2日(火)

今日も血液検査と尿検査をした。失敗もされた。でも結果は順調だった。アルブミンは3.0まで増えた。この調子を保っていけるようにしたい、一生。

07年10月2日の検査結果

隣のおじさんがうるさくて発狂しそう。何度殴ろうと思ったか。殴ったらおじさんの入院が長引いてこっちが迷惑なので、ぐっとこらえたがなんであんなにうるさいのか。一日中、ちゅうちゅうちっちっちっちっ口を鳴らしている。今日は奥さんがいらしていて、おじさんに舌打ち止めなさい的なこと言ってたのに、おじさんは「うん、大丈夫。」って言ってた。なにが?

ほんとに我慢できなくて、夕食食べた後は面会スペースに行って仕事をした。幸い面会スペースは誰もいなくて(夜遅いからね)かなり仕事がはかどった。自分は神経質で潔癖症ではあるがおじさんの行動はほんとにひどいと思う。一日中おじさんのちゅうちゅうを聞くこの苦痛体験を誰かと共有したい。早く明日になって退院ほしい。ひとりになりたい。相部屋はほんとにきつい。

今日までの注射:23

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38日目「食生活」

071003

07年10月3日(水)

月曜日に入院してきたおじさん二人は午前中に退院した。いまぎりぎりお兄さんと二人部屋だ。すっきり静か。もう入院して来なくていいよ。

今日は昨日から頼まれていた仕事をちょくちょく進めて大体できた。あとは細かい処理とデバッグぐらい。

自分の予想では退院は2週間後の週末くらいかと思っているのだが、それまでに退院後の生活のことを考えておかないと。特に仕事と食生活か。仕事に関しては肉体労働ではないし、今もほぼ1日中パソコンをしているので、通勤と労働時間だけ気にすればいい気がするが、問題は食生活だ。いままでのようにコンビニ弁当なんて食べてらんない。食べれば即入院だ。いままで以上に料理をがんばらないといけない。料理が好きでよかった。外食が減って食費の節約もできるし、ひとつスキルが身につくと思えば苦じゃないし。

いま給食は減塩メニューが出されている。そのため味噌汁や漬物は一度も出てきたことがない(久しぶりに味噌汁飲みたい)。腎臓病の場合たんぱく質の摂取量も気にするものかと思っていたが、先生はなにもおっしゃらない。そこまで気にしなくてもいいのか。

減塩I(並)

先生と相談しつついろいろ調べてみるか。

今日までの注射:23

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39日目「理解不能」

071004

07年10月4日(木)

やっぱりまた新たに入院してきた。じいちゃんふたり。しかもなんでか意気投合して廊下でじいちゃんトーク炸裂なわけで、「アレ」で話が成立してる。これが一昔前に流行った「老人力」というやつか。

一方のおじいちゃんは、この病院とは10年くらいの付き合いで入退院を繰り返しているらしい。そのわりに照明のつけ方がわからないといっていた。かなりの血糖値の持ち主。
この血糖おじいちゃんは、指で机やベッドの金属部分をトントンリズムを刻む癖がある。それから、炭酸飲料がとても好きらしく、よく飲んではゲップやしゃっくりをしている。またしても耳障り。というかおじ(い)さんとは、うるさい癖を持っているものなのか?自然と身についてしまうものなのか。
他人の癖を観察してしまう自分にももううんざり・・・。

もう一方のおじいちゃんはいろいろ悪いところがあるらしいが肝臓がイチバン悪いらしい。しかも天然だ(決して痴呆の方のボケではない)。先生の問診に対してもまじめに一生懸命答えてるんだけど、答えが支離滅裂。時系列もむちゃくちゃで先生もわけわかんなくなってた。以下が会話の一例。

じい「3年くらい前は太ってたんですよね、わたし」
先生「あーそうなんですか。最近体重は量られましたか?」
じい「最近は量ってないですけど、昔は98くらいあったんですよね」
先生98kgですか
じい胴回りがね」
先生「・・・胴回り!?」
自分(体重の話じゃないのかよ・・・)

病院を観察してると、先生と看護婦さんの大変さがよくわかる。
昨日退院したおじさんたちもそうだったけど、さみしいのか話しかけられるとほんとにどうでもいい話で看護婦さんを引き止める。看護婦さんはどんなに忙しくても患者の話を聞かなきゃいけないし、患者を怒ることは絶対にしてはいけない。かなりフラストレーション溜まってると思う。なのにいつも笑って話を聞いてあげてる。ほんとに大変な仕事だなーと思う。尊敬します。

今日までの注射:23

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40日目「通知」

071005

07年10月5日(金)

今日の夕方、主治医の先生が来て状況を説明してくれた。プレドニゾロンの副作用で血糖が高くなっているらしいが、副作用のせいであることはほぼ明らかなので、あと1週間くらいで退院しましょうとおっしゃった。

びっくりした。

今日から薬の量が2錠減り、朝4錠昼2錠(1日30mg)になった。これでまた2週間様子を見るのかと思っていたら、1週間程で退院だそうだ。もちろん病状がいまの状態を保ったままという条件での話であるため、来週の血液検査次第ではある。

うれしかったが、自分が予定していたより1週間早まったことで、なんとなく焦りが出てきた。入院中に勉強しようとしていたことがまだ終わってないし、見たい動画もやっと1作品見終わったばかりだ。このままではただ入院しただけになる。
明日から3連休だけどちゃんと勉強しよう。夏休み明けの小学生みたい・・・。なんだかほんとに焦ってきた。

今日までの注射:24

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41日目「入院費」

071006

07年10月6日(土)

このサイトをどのくらいの人が見ているかわからないが、参考のために1ヶ月分(07年9月の30日分)の入院費について記録を残しておこうと思う。これからネフローゼで入院する人、いま入院中の人、過去に入院の経験があって比較したい人、などの参考になればと。
なお、料金明細を見て自分で解釈したものなので、項目に対する金額が間違っているかもしれないのと、便宜上端数は適当にカットしてます。あしからず。

まず、入院費を計算するに当たり自分は1ヶ月間以下のような条件で入院した。
・ネフローゼ症候群(微小変化型)
・プレドニゾロン(ステロイド剤)を1日40~50mgと他数種類の薬を服用
・外出、外泊はしていない
・食事は1日3食
・病室は4人の相部屋(イチバン安い部屋)
・血液検査と尿検査を1週間に2回行う
・売店等で購入した雑費は含まない
・社会保険に加入している


まず、基本入院料(入院料・医学管理料)は約140,000円。この入院料・医学管理料が何に当たる額であるかはよくわからないが入院全般にかかったお金だと思う。これがイチバン高い。
次に、検査料(検査料・画像診断料)は約12,000円。もし、この金額が血液検査と尿検査のみの金額なら、1回当たりの検査料は約1,500円になる。
続いて、投薬料は約5,000円。この金額が服用する飲み薬だけであれば、1日約170円くらいだ。思っていたより薬は安かった。
さらに、食事療養料は約23,000円。1日3食のご飯代。金額だけ見れば1ヶ月の食費として考えればまあ安い。
最後に、室料は約45,000円。宿代。1日1,500円である。

これらを合計すると、1ヶ月(30日間)に発生した入院費は約230,000円となる。23万円という額だけ見れば高いかもしれないが、命には代えられないので安いと考えるしかあるまい。実際、都道府県や市町村によって医療費・入院費が異なるので、この入院費が妥当であるにしても、比較する病院によって安いかもしれないし高いかもしれない。

ちなみに、23万円あれば以下のものが買える。
・ヨーロッパ1週間の旅
・45インチ液晶テレビ
・ディズニーアンバサダーホテル2泊(ピーク時)
・VAIO typeS(結構いいスペックで)
・HONDAのゴリラ・モンキーとかのバイク
・YAMAHAのアルトサックス
・オメガの腕時計

など、買えるものを書き出してみたが、どれもいまいちほしくないと思った。イチバンほしいのはラーメンの食べれる健康なカラダと日常の生活だとこの入院で気づいた。いままでは、お金のために生きていた気がした。お金があるとそれが幸せだと思ってた。もちろんお金があればそれはそれで幸せと思う。でも、これからは死なないように生きていかないといけない、そこまで深刻な病気ではないけど。
生きていくためにお金を使う。たぶんこれが普通のことなんだろうけど忘れていた。その忘れてた期間がこの20年なんだと思う。20年間忘れていた病気と一緒に大事なことも思い出した。なんというプライスレス☆

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42日目「大腿骨骨頭壊死」

071007

07年10月7日(日)

今日もすることがなかったので、少し仕事をしてあとは1日中ネットをしていた。

昼過ぎに主治医の先生が様子を見に来てくれた。様子といっても特に変わったことはないので、なんのことないが。
そのときに、薬の副作用の話をしてくださった。プレドニゾロンを服用するとやはり骨が弱くなるらしい。ステロイドを長期で服用すると、大腿骨骨頭壊死という症状が現れることがある。これは何かというと、腰骨と足の大腿骨が接触している部分の血流が悪くなったり、骨が弱くなって破壊され、最終的には歩けなくなったりするらしい。
自分は子供のときにもステロイドの服用経験があるので要注意だそうだ。

・・・恐ろしい。

とりあえず、プレドニゾロンを服用中は走ったりして足腰に圧力をかけないとか重いもの持たないとかが大事だそうだ。日常生活もちょっと不便です。

友達「ごめん、これ運ぶの手伝って。」
自分「あ、オレちょっと重いもの持てないんだよね。」
友達「は?何言ってんの?」
自分「じつは、ステロイドを長期服用してて・・・うんぬんかんぬん・・・」

・・・めんどくさい上に、友達は自分にどこまで何を頼めるのかの線引きができないと思う。
とにかく、ならないといいな大腿骨骨頭壊死。ほんと怖い。

今日までの注射:24

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43日目「筋肉」

071008

07年10月8日(月)

止まったと思っていた体重はやはりすこしずつ減っていたようだ。現在45kg。昨日シャワー浴びたときに浴室の鏡で自分を見たら、ルパン三世みたいなカラダしてた。

ちょこちょこ歩いてはいるけど、せいぜい売店とか面会ルームの往復くらいだから、大した運動にはならないか。筋トレはしてるから腕の筋肉は少し戻ってきてはいるけど、力の使い方が思い出せなくて軽いもの持っても重いもの持っても手がプルプルする。ハミガキしてる5分もたまに足がプルプルするときがある。
どうすれば運動しないで筋肉付けられるのか。薬が切れるまで無理なのか。

今日は3連休最後の日。休日祝日は病院では検査・手術がないのでやっぱり静か。気持ちよかったので面会ルームに行って仕事をした。

明日は薬が30mgに減ってから初めての血液検査だ。結果が悪かったら入院が長引く。たぶん大丈夫と思うけどなんとなく心配。

今日までの注射:24

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44日目「ひげ」

071009

07年10月9日(火)

ステロイドを服用すると毛深くなるらしい。

毎朝ヒゲを剃っているのだが、入院してからヒゲが濃くなったのを感じていた。ステロイドを毎日大量に服用しているからで、坊主にした頭もだいぶ髪が伸びてきた。すね毛は見た感じ変わらないけどたぶん濃くなっているんだと思う。気を抜くと左右の眉毛はつながろうとしている。

自分は男だから全然気にしてないけど、女性は大変なんだろうなーと思った。

病院のエレベータ内には鏡があるのだが、今日何気なく自分の顔を見たら、ヒゲが生えていた。ヒゲといっても口元やあごにではなく、頬骨の辺りに結構長いヒゲが生えていた。まさに猫のヒゲのようなヒゲが。

ねこのほおひげ

自分としてはどうでもいいし、剃れば済む話だけど、今日まであった看護婦さんとか受付の人に、「この患者、変なところにヒゲ生えてるわ。病気かしら?」と思われてたらどうしよう。ただでさえ病気なのに。
今朝の血液検査の結果は大丈夫だろうか。

今日までの注射:25

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45日目「確認?」

071010

07年10月10日(水)

昨日の夜、看護婦さんから明日レントゲンの検査がありますと言われた。先日、主治医の先生から大腿骨骨頭壊死の話を聞いたから、腰のレントゲンを撮るのだろうと思ってレントゲン室に行ったら、肺のレントゲンを撮られた。カラダのむくみは一切ないしむしろ痩せすぎて水分量も少ないと思うから、肺に水なんて溜まってないのに、なぜ?間違えた?

昨日の血液検査の結果もまだ聞いてないが、いままでに結果を聞かされないときもあったし、この段階で悪くなってたら先生が言いに来るだろうからたぶん大丈夫だったと思うけど、ほんとに退院できるのかにわかに信じがたい。いやきっと大丈夫。

血糖じいちゃんだが、話を盗み聞いているとどうやらジュースは一切飲んでいないらしい。じゃあ、いつも「いいぃぃ!」とか「ぐわあぁ!」とか「がふッ!」って言ってるゲップはなんだ?エラー音?何はともあれ血糖じいちゃんと肝臓じいちゃんはすっかり仲良くなって一緒に廊下を歩いてたりしてる。よかったねー、友達ができて。

今日までの注射:25

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46日目「イメージ」

071011

07年10月11日(木)

今日は検査もない。ただ結果待ちの状態だったので、一日中面会ルームで仕事をしていた。

面会ルーム

もうすぐ退院とは夢のようだ。

入院した時、入院したことが信じられなくて夢のような感じがした。本当の自分はいつものように会社に行って仕事をしていて、もうひとりの夢の自分が入院している。そんなイメージだった。
でも、今は逆で入院している自分が本当の自分で、外に出ることは一生できないような気もしていた。だから、退院といわれてもピンと来ない。外を歩く自分がイメージが想像できない。外に出るのが少し怖い気すらする。

いままで通りの生活はできるのだろうか。いままで通りの生活までどのくらいかかるのだろうか。不安はたくさんあれど、悩んでいてもしょうがない。最善の方法で前に進んでいくしかない。

今日までの注射:25

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47日目「前日」

071012

07年10月12日(金)

今朝、最後と思われる血液検査をした。入院中散々右腕にアルコールを塗られ、針を刺され、テープを貼られていたので、肌が弱くなってかゆい。

午前中に先生が部屋に来て「いつ退院しましょうか」と尋ねられた。今すぐにでも、と思ったけどいつからできますかという話から、では明日の午前中に退院ということに決まった。でもまだ実感がない。きっと明日、家についてもふわふわした気持ちなんだろう。

面会ルームで仕事をしていたら、看護婦さんから明日の退院時間と次回外来の予約についての説明をされた。看護婦さんもうれしそうに笑って話してくれたが、サービスで笑ってるのかなー看護婦さんってほんとに大変だなーと思った。でも、ほんとお世話になりました。

午後に院内の薬剤師の方が来て退院後の薬を袋にいっぱいくれた。病院からもらう薬についていつも思うことがあるのだが、飲み忘れたり、服用量が減ったりで薬が余ってるときはどうすればいいのだろう。換金できるのだろうか。医者が飲まなくてもいいよって言われたあとに飲むわけにもいかないし。今度聞いて見ようか。

夕方、主治医の先生が来て退院後の治療方針の説明をしてくれた。自分でも忘れないようにメモしておこう。
・通院は月に1回
・薬は1ヶ月単位で2.5mg(0.5錠)ずつ減量
・通院中病状が悪化したら状況に合せて薬を増量
・最終的に薬は0にする
・つまり長い通院が必要
・運動はダメ
・腎機能はいまのところ正常らしい
・よって食事制限は特にない

先生どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。ただ、食事制限がないというのがなんとも信じがたい。本当だろうか。子供のときあんなに食べちゃダメだったし、世の中のネフローゼの方も苦労してるっぽいのに。いいの?ラーメン食べちゃうよ?

自分の中でまだ実感がないがシャワーでも浴びてさっぱりしようか。

今日までの注射:26

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48日目「退院」

071013

07年10月13日(土)

朝、いつものように6時に起きた。いつものように起床後の薬を飲んでパソコンでニュースを見た。
11時くらいに病院を出る予定だったので、朝食後はボーっとした。もともと荷物もそんなに多くないので30分くらいあればまとめることができるから。

その間看護婦さんや先生が来てくれて、おめでとうを言ってくれた。あなた方のおかげです。感謝してます。これからもお世話になります。

11時ちょっと過ぎに迎えが来てくれたので、いったん荷物を外に出した。もう一度病室に戻り忘れ物が無いかを確認。そのあと、病室の同居人に退院の挨拶をした。これが結構気が引ける。
入院してる人は早く退院したいわけで、そんな中「退院しますんで(ニヤニヤ」みたいなことを言ってくるヤツにはイラッとする。自分もいままで先に退院していった人たちには笑顔で対応したけど内心イライラッとした。みんなそうだろうとは思うけど黙って出て行くのも大人気ないと思うので。

最後にナースステーションによってロッカーの鍵を返却して手続き終了。本当は今日までの入院費を支払って帰らないといけないらしいが、今日が土曜日だったため請求書が後日郵送されてくるシステムみたいだ。気分的に今日払ってしまいたかったけど、しょうがない。

はじめ病院から歩いて帰ろうと思ってたけど、思った以上に自分の体力がなくなっていたため、無理をせずタクシーに乗り無事に帰宅。



じつに長かった48日間の入院。大変だったがいい経験ができたと思う。でももう入院はしたくない。お金もかかるし、検査やなんやらで自由を奪われるが、周辺の人間にかける迷惑の量が本当に計り知れない。これが一番痛いし、入院中のストレスになったと思う。
こんなカラダになる前は多少無理しても自分は大丈夫と思っていたが、決してそんなことはなかった。みなさんも自分のカラダを大切に。体調が悪いときは遊びに行かないで家で寝ていましょう。

入院が大変だったとはいえ、入院中は病院にいるわけだし医者管理の下、治療をしていたので心配なことはなにもなかった。心配なのは退院してからの方だ。ネフローゼ症候群は完治することはできない。そのため常に体調や食事を気にしていないといけない。長い治療はこれから。用心しないと。



決して多くはないと思いますが、このサイト・この入院記録を読んでくださった方、ご心配くださった方ありがとうございました。無事に退院することができました。
これからは通院記録や日々のネフローゼ記録を続けていく予定です。どなたかのなにかの参考になればと思います。また、同じネフローゼ症候群を抱えている人、一緒にがんばりましょう。
では、ネフローゼ症候群入院記録はこれにて終了。

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退院から1週間経過

071020

退院から1週間経った。体調は変わらず順調だ(と自分では思う)。まだ会社には出勤しておらず、自宅でちょいちょい仕事をしながら残りの時間に家事をしている。先生の言われたように外にはあまりでないようにしている。

家で過ごしてみてまず驚いたのは、持っている服・身に着けるものが全てぶかぶかになっていたことだ。5kgもやせればそりゃそうか。入院する前にぴったりサイズのジーンズを買ったのにぶかぶか。いつもしていた指輪も抜け落ちてしまうほどぶかぶか。服は太っても困るが痩せても困る。時間をかけて体重を元に戻そう。

それから足がすぐに疲れる。家にいる時間ができたので普通の掃除から普段あまりしない気になるとことの掃除も毎日すこしずつしているのだが、気がつくと足の裏とひざの後ろが痛くなっている。休んでもなかなか疲れが取れない。
食事もコンビニのお弁当やレトルトには塩分が結構含まれていたり、わからなかったりするので毎日自炊をしている。調味料の量をまじめに細かく量っているので作り終えるのに1~2時間かかったりすることもある。立ちっぱなしでこれまた足が痛い。相当筋力が弱まってる。おかげでふくらはぎは筋肉痛。

起きているときは仕事か家事をしているため1日の時間が結構早い。毎日気がつくと18時くらいになっていて、あ晩御飯の準備しなくちゃ、と主婦みたいな感じになっている。もう少し要領よくできればいいんだけど。

まだ薬の量は変わっておらずプレドニゾロン朝4錠昼2錠で1日30mg。

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食欲不振で口をペチャペチャ

071020

こんにちは、なかわけです。

なかわけが1ヵ月半入院していた間、うちのねこちゃんは食欲がなかったようです。一般的にねこは食欲がない時期があるそうです。うちのねこちゃんもわりとよくあるのでいつものことかなと思って様子をみていました。

退院後、ひさしぶりにねこちゃんと再会したときに以前より小さく感じました。こんなに小さかったっけ?それから、たまに舌をペロッと出して、ペチャペチャ音を立てる癖を発見しました。こんな癖あったっけ?はじめはそんなに気にならなかったけど、日増しにペチャペチャの頻度が多くなった気がして心配になりました。

週末、定期検査も兼ねて動物病院に連れて行きました。前回診てもらってから3ヶ月くらい経つので肝臓の調子も気になります。先生に食欲がないことと口をペチャペチャすることを相談しました。うちのねこちゃんはまだ若いので虫歯や歯周病の心配はあまりないそうです。でもとりあえず口の中を見てもらいました。

歯はキレイですね・・・あっ!

上あごの奥に赤く腫れた口内炎がありました。しかも左右に。ペチャペチャの原因はこの口内炎のようです。かわいそうに。1ヶ月半も口内炎ができていたのか。

ねこの口内炎は治りにくいそうです。とりあえず、口内炎を治す注射を打ってもらいました。うちのねこちゃんはエラいもんで注射をされているとき嫌がることもなくじっと我慢できました。注射の後は一目散にキャリーバッグに逃げ込んだけど。
注射を打った後に食事の様子を見てまた食欲がなくなったら注射をしましょうと先生に言われました。
ちなみに肝臓の調子はかなりよくなっていてほぼ正常値でした。このままよくなりましょう。

翌日からねこちゃんの食欲は戻り、1食分完食できるようになりました。このまま口内炎も治るといいね。しかし、飼い始めたときからいろいろと問題を起こすデリケートな子だな。いつか働いてお金返してね。

口内炎ができてるくせにすまし顔

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猫 vs 寝起きドッキリ

071024

こんにちは、なかわけです。

最近うちのねこちゃんに危機感が感じられません。

飼い始めた頃は、飼い主であるなかわけにも寝ている姿を見せず近づくとすぐさま反応したのに、最近では日中はずっと無防備な姿で寝てます。

そんな野生を忘れたけしからん猫ちゃんにお仕置きすべく寝起きドッキリを決行しました。寝ているところにこっそり近づいて反応を見ます。

猫ちゃんがビクッと起きたところでなかわけもビクッとしてしまいました。
二度寝しようとしてるし、カメラと全然違うところ見てるし、顔はれぼったいし。この猫ちゃん全然危機感ない。

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退院後の初通院

071029

退院して2週間が経過したので、退院後の経過を見るために病院に行ってきた。
病院までそんなに遠くないだろうと思って歩いていってみたら、30分くらいかかった。ゆっくり歩いていたとはいえ結構長く歩いたので、病院についてから予約の確認をしたあとに売店で一休みした。

月曜日の病院は込んでいるイメージだったけど全然空いていた。はじめ血液検査に呼ばれて待っていたら、先に尿検査に行ってくださいと言われた。血液検査の心の準備をしていたのに。

尿検査のあとすぐに血液検査に呼ばれて、さらにその15分後くらいに診察室で先生と話をした。
家の中でよく歩くから足が痛い、すぐ疲れると伝えたら、足の筋肉が元に戻るのにはだいぶかかると言われた。先生の「だいぶ」がどのくらいかわからないが時間がかかるようだ。足が疲れるから通勤や買い物も一苦労。

ちなみに今日プレドニゾロンが1錠減った。朝4錠昼2錠だったのが朝5錠になった。薬は処方箋を持っていけば街の薬局で手に入るらしい。帰りにウチの近くの薬局に行って薬をゲット。次の通院は1ヵ月後だ。なんともないといいな。風邪には気をつけよう。

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牙をむくっ

071028

こんにちは、なかわけです。

今日もまたウチのねこちゃんを病院に連れて行きました。例の口内炎です。
週末にかけて食欲が落ちてきたので注射を打ってもらいに行きました。

先週の病院が相当いやだったらしく、今朝キャリーバッグに入れるのにかなり格闘しました。移動中も暴れてましたが病院に着くとおとなしくじっとしてました。

先生に口を見てもらったら今日はすこし血が出ていたようです。ひどくなっているのか?とりあえず注射をしてもらいました。早く治ってね(高いんだから注射)。

帰ってからなかわけもねこちゃんの口内炎を確認しようと思いました。ウチではねこの上唇(?)を「むくっ」と呼んでます。ウチのねこちゃんのむくっも立派なものです。
ねこちゃんの口を開こうにもむくっが邪魔してなかなか開きません。

ねこちゃんの牙

むくっをめくってみたりしましたが、結局うまく見ることができず噛まれただけでした。なんだこいつは。

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